2015年11月13日金曜日

第2回三重教区里親研修会




10月30日、三重教区里親会では教務支庁において「第2回三重教区里親研修会」を開催した。講師には、元三重県児童相談センター家庭児童支援室長である長屋由記枝氏をお招きし、里親に児童を委託する側の思い、また様々な児童との出会いについて講演をいただいた。




「17歳の少女が子どもを産み、子どもはいらないと児童相談所にやって来たとき、少女も生まれてきた子どももどちらも助けなければと感じた。しかし、家庭訪問に行ってみるとオムツすら替えておらず、何故かと聞くとお金がないからという。赤ちゃんは泣いても替えてもらえないので泣かなくなるといった状況であった。そんな中、何とか里親さんに見てもらえることになった」等々、里親との関わりの中で印象に残っているエピソードをいくつか紹介された。



後半の質疑応答では、天理教の里親さんに対するイメージはどのようなものかという質問に、私的な意見と断りながらも「委託する子どもたちは、それこそいろんなことを引き起こすが、天理教の里親さんは引き続き根気よく見てくださる。おつとめの時間等を通して自分を振り返る時間を上手に使われているのかなと思う。養育の困難な子どもについても、殻を一枚一枚剥いでくださるように感じていた」と語られた。



当日は、管内の里親や里親活動に興味・関心のある方24名の参加があった。今後も研修会や交流会を開催し、養育技術の研鑽と里親の普及啓発に努める。





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