2016年11月19日土曜日

三重教区里親会「第三回教区里親研修会」開催


10月30日、三重教区里親会では「第三回教区里親研修会」を三重教務支庁において開催した。講師には、天理教里親連盟副委員長・大阪市里親会会長である梅原啓次氏をお招きし、「養育の現状と目指すもの」と題して講演をいただいた。




講話は、
・ 全国の里親状況と天理教里親
・ 天理教里親連盟のめざす養育
・ 養育事例
・ 里親として大切にしていること
・ 里子に伝えたいこと
・ 行政との関わり
の順で進められた。

氏が16年間里親として活動され、その間に35名の子どもたちを養育された経験の中で、子どもを受け入れるときの心構えとして何か問題を起こしたときがその子と向き合えるチャンスだとプラスに考えていたことや、お道の教えに基づいて養育すれば必ずご守護がいただけたということなど、信仰に基づいた養育の体験談をお話しされた。また、自立した里子たちの中にはようぼくとなった子どもたちも数名いて、月次祭におつとめ着をつけてつとめてくれている子がいることなどもお話しされた。さらには、テレビや新聞等のメディアの取材にも積極的に対応し、里親をPRしていく必要性についても語られた。

質疑応答では、勉強ができない子どもをどう養育したら良いのかという参加者からの質問に対して、勉強はできなくても挨拶ができ、更には、ありがとう、すみません、だけは言えるように養育してあげることの大切さや、できたときには大いに褒めてあげて、子どもに自信をつけさせてあげるようにしていることなどお話しくだされた。





当日は、管内の里親や里親活動に関心のある方15名の参加があった。三重教区里親会としては今後も研修会や交流会を開催し、養育技術の研鑽と里親の普及啓発に努めていきたい。