2015年11月17日火曜日

青森教区里親会結成式




11月4日(水)、教務支庁を会場に「青森教区里親会結成式」が執り行われた。

式典には、来賓として天理教布教部社会福祉課課長の高見宇造先生、天理教里親連盟委員長の杉山豊彦先生、青森県里親連合会会長の木浪善光氏、県南里親会の事務局中川原康彦氏、八戸児童相談所次長の奥瀬敦子氏、青森中央児童相談所こども相談課課長の山平直衛氏、五所川原児童相談所こども相談課課長の村上節男氏のご臨席を賜り、また、会員はよとより教区主事、各支部長の出席をいただき、総勢43名にて開催された。




当日は13時30分より受付開始、14時開会。天理教里親信条を朗読後、天理教青森教区里親会会長が式辞を述べ、その後、天理教青森教区長が挨拶。続いて児童相談所、天理教社会福祉課長、天理教里親連盟委員長が順に祝辞を述べられた。




15時からは記念講演として、天理教里親連盟杉山委員長よりご自身の里親体験を元にお話をお聞かせいただいた。




今後、青森教区里親会としては、
・里親制度の普及啓発と里親開拓
・児童養育についての体験、意見交換
・関係機関、団体への連絡及び意見の窓口
・養育スキルと里親知識の向上を目指した研鑽
を推し進めていく予定。

先ずは、その一歩を踏み出す決意をお互いが確認した。







2015年11月13日金曜日

第2回三重教区里親研修会




10月30日、三重教区里親会では教務支庁において「第2回三重教区里親研修会」を開催した。講師には、元三重県児童相談センター家庭児童支援室長である長屋由記枝氏をお招きし、里親に児童を委託する側の思い、また様々な児童との出会いについて講演をいただいた。




「17歳の少女が子どもを産み、子どもはいらないと児童相談所にやって来たとき、少女も生まれてきた子どももどちらも助けなければと感じた。しかし、家庭訪問に行ってみるとオムツすら替えておらず、何故かと聞くとお金がないからという。赤ちゃんは泣いても替えてもらえないので泣かなくなるといった状況であった。そんな中、何とか里親さんに見てもらえることになった」等々、里親との関わりの中で印象に残っているエピソードをいくつか紹介された。



後半の質疑応答では、天理教の里親さんに対するイメージはどのようなものかという質問に、私的な意見と断りながらも「委託する子どもたちは、それこそいろんなことを引き起こすが、天理教の里親さんは引き続き根気よく見てくださる。おつとめの時間等を通して自分を振り返る時間を上手に使われているのかなと思う。養育の困難な子どもについても、殻を一枚一枚剥いでくださるように感じていた」と語られた。



当日は、管内の里親や里親活動に興味・関心のある方24名の参加があった。今後も研修会や交流会を開催し、養育技術の研鑽と里親の普及啓発に努める。